毎日ご褒美

おやつが好きだ。たまのご褒美ではなく、毎日何度もお茶の時間という、三月ウサギみたいな生活を送っている。外で食べていると、食べないのかと思うほど写真ばっかり撮っている人がいる。その写真の用途と行く先がわからないし、美味しいタイミングを逃したくないから、私はしない。でも、たまに盛り付けがすごくキレイとか珍しいものだと撮る。そして、ひとりで楽しむ。基本一人遊び体質。

イメージの波及

ある文章を書こうと、怪奇について考えている。この世界ではこれが起こって、と想像を綴っていると、現実に意識を戻したときでも、怪奇の気配が感じられてゾッとした。自分自身が完全にその周波数にチャンネルを合わせている感覚。怖いものが苦手な私は、慌てて楽しい動画をみて紛らわせる。たった数十分でもこの在り様だから、ホラー作家やホラー映画の制作者なんて、日常がこの周波数で生きてるのだろうか。私が怖い本や映像をみてしまったときは、しばらくは焼き付いてビクビクするけど、自分がそこに合わせている感覚はなかった。今回のように感じられたのは、自分で意識を持っていったゆえかもしれない。あるいは、地球の変化の影響か。いずれにせよ、内側が外側という前提を再認識した事柄だった。

本屋の鉄則

私には本屋さんに行くときの鉄則がある。

踵が高い靴を履かない

誰かと一緒見ない

音楽を聞かない

すべては、本の声を聴くため。私が読むべき本が呼びかけてくるのを受信するため。そうやって導かれた本は、私と引き合っている。本好きなら何となく理解できるのではないだろうか。