イメージの波及

ある文章を書こうと、怪奇について考えている。この世界ではこれが起こって、と想像を綴っていると、現実に意識を戻したときでも、怪奇の気配が感じられてゾッとした。自分自身が完全にその周波数にチャンネルを合わせている感覚。怖いものが苦手な私は、慌てて楽しい動画をみて紛らわせる。たった数十分でもこの在り様だから、ホラー作家やホラー映画の制作者なんて、日常がこの周波数で生きてるのだろうか。私が怖い本や映像をみてしまったときは、しばらくは焼き付いてビクビクするけど、自分がそこに合わせている感覚はなかった。今回のように感じられたのは、自分で意識を持っていったゆえかもしれない。あるいは、地球の変化の影響か。いずれにせよ、内側が外側という前提を再認識した事柄だった。